5.21.18
とにかく一番安い物件は幾らですか?私の一番苦手な質問です。

借地権の物件が安くて良いので、借地権を買います。こちらの借地権の説明をしても、私は借地権で儲けたので、価値が無くなるなんて事は信じません。安いのを売るのが嫌だからそんな事を言うのでしょう?と言われました。

また他の人は、借地権の説明をすると、あなたバカな事を言う物ではありませんよ、何年仕事をしてるの、所有者組合がそんな事許すはずないでしょ?!

とは、何も知らない人達からこの様な返答をされた事があります。

ある不動産は借地権であと12年しか借地期間が残っていません。親から譲り受けた為、借地権の内容を良く知らない持ち主は、考えなしにお金をいっぱい掛けて豪華に改装しました。

そして通常の価格の倍で売りたいと言う希望です。でも誰が買うのでしょうか?それを説明しても理解してもらえません。結局長い間売れず、実際に経験してやっと悟った持ち主は、本人がそこに移り住み、住めるだけそこに住む事にしました。この場合は、これが一番良い方法です。お金を掛け過ぎたので、売り価格は改装費の半分です。

やはり親から譲り受けた借地権の不動産は残り10年ちょっと、長い間賃貸していました。しかしその後、借地料の再交渉で借地料が上がり、管理費も上がり、ついには賃貸料では経費が賄えず、毎月の支払いがかさんで来ました。

残念ながら売却は不可能です、それはこの建物の管理費と借地料が高過ぎて、これだけの金額を払ったら、もっと条件の良い所有権付きの物件が買える額です。誰もこの様な条件の悪い不動産を購入する人はいません。持ち主は経済的に行き詰まり、その後どうしたかと言いますと、持ち主は地主さんに不動産を返上してしまいました。

借地権の不動産の中には、期限が近づくと延期をしてくれる所も良くありますが、それでも先が見えずとても不安な状態です。とにかく安い物件、と聞かれることがたまにありますが、以上、先が短い借地権の物件はどんなに安くても、期限が短くなるに従い、毎月の経費は上がり不動産価値は落ちて行きます。

しかし、所有権付きの物件なら、例え安い小さな物件を購入しても、それなりに必ず価値が上がります。

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美智子のやさしい不動産学〜KZOOで毎月第1土曜日3pm〜ラジオ番組で不動産事情をお伝えしている美智子のブログ。小さな物件から大きな物件まで幅広く取り扱うフレドリック美智子にお任せください。

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